ウエットキャットフードを選ぶ際は、何を目的としてウエットキャットフードをあげるのかを考えてください。
普段の食事に飽きてしまったため嗜好品として与えるのか、病気で固形の餌が食べられなくなってしまったため療養食として与えるのか、それとも毎日の主食として与えるのか、状況に応じて適切なウエットフードを選びましょう。
総合栄養食とそうでないモノの選び方
ドライフードはほとんどが総合栄養食ですが、ウエットフードには総合栄養食ほどの栄養を備えていないモノが沢山あります。 毎日ウエットフードを与えたい時は総合栄養食と書かれたものを与え、嗜好品として食べさせてあげたい時は一般食や栄養補完食を選ぶと良いです。 毎日与える餌が栄養の少ないモノだと健康を損なってしまう可能性があります。
また、嗜好品としてたまに与える場合は、栄養ばかり考えるより、猫自身が好きそうなものを選んであげるたほうが、良い気分転換になるでしょう(総合栄養食でもおいしいウエットフードは沢山あります)。 様々な種類の餌を食べさせて、猫の好みを見分けましょう。
病気の時の選び方
病気の際は、体が弱っているため、ドライフードではなく消化吸収の良いウエットフードを食べることが多くなると思います。 そういった場合は必ず医師の指示に従って餌の種類を選んでください。 病気によって適切な餌は異なるため、自分だけで判断するのはやめましょう。
食欲不振な時の選び方(病気ではないとき)
単純な食欲不振でドライキャットフードを食べなくなった場合は、ウエットフードを与えると改善されることがあります。 猫はとろみのある食感が大好きです。 食感が変わるだけで猫はいつもとは違う餌だと認識して、口をつけてくれることもあります。
栄養の偏りが気になる場合は、ドライフードに少し混ぜてあげるだけでも効果的です。 ウエットフードには、フレークタイプやパテタイプ、スープタイプなどがありますが、猫の一番好きそうな形状を選び、食いつきの良い餌を与えるようにしましょう。夏バテの場合は、スープタイプがおすすめです。
安全性の高いモノを選ぼう
ウエットフードに限ったことではないですが、キャットフードを選ぶときは必ず原材料などを確認しましょう。 合成添加物、化学合成された保存料や着色料、防腐剤や酸化防止剤は猫の身体に大きな負担をかけてしまいます。